私がコーティング専門店になった経緯

１９８０年東京都立川市に生まれ高校まで公立の学校に通い卒業後は特に考えもなしにアルバイト生活

２００２年日韓W杯のときに半年間のニート。

お金が尽きたのでお酒を店舗に配達する運送会社にアルバイトを始め

２８歳のときに知識、経験、もない自動車の内装リペア屋として独立開業

開業初月はなんと売り上げたったの３千円

金額は到底生活ができるレベルではないのですが

自分の力で３千円になったことが何よりも嬉しかったのを覚えています。

この時の経験が飽きっぽく何事も続かない特に秀でた才能やとりえもない私が徐々に売り上げをあげていくことに成功したのだと思います。

なかなか生活ができるレベルまでの収入がなかったので夜にアルバイトをしながら昼リペアの仕事をする時期がしばらくありました。

その時はアルバイトの収入の方が多くどっちが本業かわからない状態でしたが

気持ちだけは腐らないように常に意識していました。

「何が何でもせっかく雇われない生き方を選択したのだから必ず、１本で生活できる以上の売り上げをあげていく」

と自分に言い聞かせながら日々を過ごしていました。

リペア屋さん開業から半年～１年後に当時出入りをしていた車屋さんでコーティング屋さんと知り合い

その人から磨き・コーティングを教わる機会をもらえこるとなり

そこで初めて磨き・コーティングの世界を知ったのです。

もともと、自分の乗っている車を綺麗にしたい思いが強くよく洗車をしては市販のWAXなどを塗っていました。

そんな私からしたらこの仕事の方がリペア屋さんより自分に向いているなと想いました。

そこから私のコーティング施工業者としての人生が始まった訳です。

始めはリペア屋さんよりもとても苦労しましたね。

リペア屋さんは今はそれなりに市場に認知されているので上手い、下手、値段などお客さんもなんとなくわかっていますが

私が始めた頃は市場の認知度が少ないのでいわば私が基準のようなものでしたので自分の中で上手くできなかったなと

思っていてもお客さんも比べることができないので喜んでもらえていました。

しかし

コーティング屋さんは違います。市場に認知されていて比べるところも沢山あり車を綺麗にするのが当たり前の目線で

私の施工をお客さんは評価します。

その為、始めたばかりの知識、経験、技術が乏しい私はいつもお客さんに怒られてばかりいました。

いつか絶対きれいにできるようになってやると思いながら１台１台をその時できる最大をぶつけていき

同業他社と知り合うことがあれば自分に足りない知識、技術は何処なんだ。

あればものにしていくぞという姿勢で接してきました。

そのかいあって今では累計施工台数５０００台を超え

お客さんに選ばれる存在になりました。

どんな世界でも上をみたらきりがありません。私よりも車を綺麗にできる業者は沢山います。

だからこそ私を選んでくれたお客様に感謝し喜んでいただけるように１台１台真剣に向き合って施工していく。

これが私、井上和也の不器用な生き方です。