東京都福生市のカーコーティング専門店
2025/03/03
東京都福生市のカーコーティング専門店
オート・リフレッシュ・カンパニー
カーコーティングの流れ – 下地処理から仕上げまでの徹底解説
車の美しさを長く保つために、カーコーティングは欠かせないメンテナンスの一つです。しかし、コーティングの仕上がりは、下地処理の精度によって大きく変わります。
今回は、実際のコーティング作業の流れを詳しく紹介しながら、各工程の重要性を解説します。
① 入庫後の洗車 – まずは徹底的に汚れを落とす
コーティングを行う前に、最初に取りかかるのが洗車です。ここでのポイントは、パネルごとに「アルカリ洗浄 → 酸洗浄」の順で行うことです。
洗浄の手順
アルカリ洗浄(油汚れ・ススの除去)
ボディに付着した油分や排気ガスのススを落とすため、最初にアルカリ性の洗剤で洗浄します。
この段階でしっかり油分を除去しないと、後の作業で汚れが残りやすくなります。
酸洗浄(水アカ・ミネラル汚れの除去)
アルカリ洗浄後は、酸性洗剤を使って水アカやミネラル汚れを分解します。
この順番を逆にすると、汚れが落ちにくくなるため注意が必要です。
② 細部の洗浄 – エンブレム周りやパーツの継ぎ目の固結汚れを落とす
次に、通常の洗車では落としきれない細かい部分の汚れを落としていきます。
重点洗浄ポイント
エンブレム周り
細かい隙間にはホコリや油分が蓄積しやすく、見た目の清潔感を損ないます。
酸性クリーナーと専用ブラシを使い、汚れをしっかり除去します。
パーツの継ぎ目
バンパーやドアの継ぎ目には、泥や油が詰まりがちです。
これらも酸性洗浄で汚れを分解し、きれいに拭き取ります。
この細部の洗浄を怠ると、仕上がりが雑に見えてしまうため、徹底的にクリーニングします。
③ 鉄粉除去 – ザラつきの原因を取り除く
ボディを洗浄した後、手で触ってみると「ザラザラ」とした感触があることがあります。これは、空気中の鉄粉やブレーキダストが付着しているためです。
鉄粉除去の手順
鉄粉除去剤を使用
鉄粉に反応するクリーナーを吹きかけ、浮かび上がらせます。
粘土クリーナーで仕上げ
まだ残っている鉄粉を粘土クリーナーで取り除き、ボディ表面をツルツルに仕上げます。
鉄粉をしっかり除去することで、磨き作業の際にポリッシャーで傷をつけるリスクを減らせます。
④ 水分の拭き取りとマスキング – 仕上げ前の準備
洗浄が完了したら、ボディの水分をしっかり飛ばします。エアブローを使用し、ドアの隙間やエンブレム周りの水分までしっかり除去することがポイントです。
マスキング作業
次に、磨き作業の際に影響を受けやすいゴムや樹脂パーツをマスキングします。
ゴムや樹脂部分は研磨剤が付着すると白く変色するため、丁寧に養生します。
ここでのひと手間が、仕上がりの美しさに直結します。
⑤ 磨き作業 – 施工全体の70%を占める最重要工程
コーティング作業の中で、最も時間と手間がかかるのが磨き作業です。この工程だけで全体の70%を占めるほど重要であり、仕上がりを大きく左右します。
磨き作業の流れ
粗磨き(下地処理)
最初に粗めのコンパウンドで塗装のくすみや小傷を除去します。
中間磨き(ツヤ出し)
研磨剤の粒子を細かくし、ボディの表面をより滑らかに整えます。
仕上げ磨き(鏡面仕上げ)
微粒子コンパウンドを使用し、鏡のような光沢を出します。
この工程を丁寧に行うことで、コーティングがしっかりと密着し、最大限の効果を発揮できるようになります。
⑥ 最終仕上げ – コーティング剤の散布と仕上げ
磨き作業が完了したら、最終仕上げとしてコーティング剤を塗布します。
仕上げの手順
磨きカスを完全に除去
研磨作業で出たカスや微粒子をしっかり洗い流します。
脱脂作業(コーティングの密着性を向上)
専用の脱脂剤でボディを拭き取り、余分な油分を除去します。
コーティング剤を塗布
ムラにならないように均一に塗り込みます。
乾燥・硬化させて完成
一定時間乾燥させ、コーティングを定着させます。
まとめ – 下地処理が美しい仕上がりを決める!
カーコーティングは単にコーティング剤を塗るだけではなく、下地処理が最も重要なポイントです。特に、洗車・鉄粉除去・磨き作業を丁寧に行うことで、コーティングの持続力やツヤ感が格段に向上します。
あなたの愛車も、しっかりとした下地処理を施したコーティングで、新車のような輝きを取り戻しませんか?