フェンダーに2000番ペーパーで挑戦。あえて「傷つけて」ピカピカに仕上げる技術とは?
2025/01/22
フェンダーに2000番ペーパーで挑戦。あえて「傷つけて」ピカピカに仕上げる技術とは?
今回は、ちょっと珍しい作業をご紹介します。
フェンダーにあえて「2000番のペーパー」を当てて、意図的に表面を傷つけたあと、
そこからどこまでキレイに仕上げられるかというチャレンジをしてみました。
普段、コーティングや磨き作業では、いきなり2000番からスタートすることはほとんどありません。
2000番というと非常に細かい番手ではありますが
それでも塗装面にとっては“磨き傷”としてしっかり残るレベル。
下地処理の一環として使用する場合でも、塗装状態や傷の深さ
膜厚を見極めながら慎重に使う必要があります。
では、なぜあえてそんな手法を取るのか?
それは、「いざというとき」のための技術確認と精度チェックの意味があります。
たとえば、お客様のお車に深めの洗車キズや引っかき傷が入ってしまっている場合。
コンパウンドだけで仕上げようとすると、かえってムラになったり
余計に時間がかかったりすることもあります。そんなとき
2000番ペーパーで均一に一皮むいてから、段階的に研磨していく方法は非常に有効です。
今回の作業でも、まずは2000番でフェンダーの表面を整え
その後、複数段階に分けてポリッシャーで磨きをかけ
最終的にはまるで何もなかったかのようなツヤと透明感を取り戻すことができました。
仕上がりを見ていただくと、ただ磨くだけでは出せないような
深みのある光沢に驚かれる方も多いはず。あえて「削る」という選択肢があることで、
磨きの幅も広がり、より美しいフィニッシュが可能になります。
もちろん、この方法はあくまで「プロの手にかかれば」という前提のもとに成り立つものです。
塗装の厚みが薄い箇所や、年数が経って劣化が進んだ車両では逆効果になることもあります。
だからこそ、こうしたテストや検証を日頃から繰り返しながら
最適なアプローチを探し続けることが、専門店の技術力として求められるのだと感じています。
気になる方は
ぜひ仕上がりを見にきてください。あなたの愛車にも、思わぬ輝きを引き出す方法があるかもしれません。